【流星トリオ】完全燃焼 in ロビーコンサート

 12月3日、流星トリオのコンサートが終了しました。
今回のコンサートは、八王子の市民音楽祭の一環として、ロビーコンサートへの出演を依頼されたものです。流星トリオを指名いただき、大変光栄に思っております。
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 JRの駅で懐かしい隣駅を発車したことを知らせるランプを発見。以前は中央線の各駅にありましたが、今では写真に収めた一カ所を残すのみではないでしょうか。設置されるまでは、電車が近づいているかどうか、遥か遠くに見える車体を頼りにするしか術がなかったのですから、子どもながらに斬新なシステムに感動したものです。

 10:30
 Hiroshiさんと共にいちょうホールの練習室に到着し、カッシーさんと合流。午前中に軽く合わせてウォーミングアップし、後は個人練を中心にしました。私は窓の外の雨を眺めたり、雨だれが滴る様子を眺め、精神統一をはかりました。

 午後、ドレスに着替えました。練習室の隣室で着替えたのですが、私が妙に早く着替えて戻ったらしく(恐らく1分未満)、カッシーさんが『早いね~』と驚いて爆笑していました。
私『(私は)山岳部だったから早いの。』
カッシーさん『それって関係あんの?』
私『・・・ま、早い方がいいじゃん(笑)!』
なんて分けの分からない会話をしてテンションを高めていきます。今思えば、山岳部のころは、テントや山小屋でササッと着替えざるをえなかったので、目にもとまらぬ早業で着替えることができるようになったのかと思います(笑)。ははは。
 
 15:40
 本番開始。我々のコンサートの前の(プロの)コンサートを聴き終わった方や、我々の後の(プロの)コンサートを聴きにいらした方が足を止めてくださったせいか、いつの間にか満席に。嬉しいことに立ち見の方もいらっしゃいました。光栄です。
 反省点は多々あるものの、弦の音を冷静に聴きながら弾き終えることができました。かなりの集中力で突進できたせいか、40分のコンサートがあっという間に感じました。
 1曲目のシューベルトのノットルノは、草原や森の中で風の流れの微妙な変化を表現しているような曲です。正確な和声が求められます。また、第2主題におけるピアノは、不規則なアルペジオ入り、通常使わない指使いや音形が登場します。が、それを羽のように弾くべく邁進してまいりました。
 2曲目、3曲目はメンデルスゾーンのピアノトリオ第1番の第3楽章と第4楽章。第3楽章はコミカルなタッチの8分の6拍子。スタッカートが多用され、瞬発力が必要とされる曲です。第4楽章はデモーニッシュな感じのする舞曲風の終曲。華やかですが、どことなく悪魔的な狂気を感じさせる曲です。こちらもスピードが要求され、また、ピアノは音域が広く、弦楽器とのバランスを取りながら弾ききるのは容易ではありません。しかしながら、チェロが朗々と歌いあげるメロディが後半に登場するときの恍惚感といったら筆舌に尽くしがたいものがあります。
 4曲目は同じくメンデルスゾーンのピアノトリオ第2番の第4楽章。咳を切ったようなドラマティックな第1主題に始まり、神への賛歌のようなフィナーレに向かいます。これもまた恍惚感を得られる曲だと思います。
 録音を後で聴き、反省点としては、メンデルスゾーンの16分音符をさらに軽やかに弾いたほうがもっとよかったということです。また、会場にあわせ、各パートが適切なバランスで弾くことが今後の課題だと思いました。
 
 17:30~23:40
 打ち上げしました。3時間ほど熱燗を中心に飲み、語り、3時間ほどカラオケで熱唱しました。カッシーさんとも結成5年目にしてようやく本音で語れた点があり、大変有意義でした。カラオケでは、お約束のアニソン&特撮中心で♪ちなみに、私は宇宙刑事ギャバンとバビル2世は外しません(笑)。
 カラオケから出たところをパチリ。このお二人のお陰で、私の音楽活動は大変有意義なものとなっております。お二人には感謝です。これからもよろしくお願いします♪
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